妊娠させるには?不妊治療を成功させるのに押さえておきたい5つのポイント!不妊治療にはいくらかかるの?

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日本の夫婦の5組に1組が不妊治療に悩んでいるといいます。実際に我々夫婦も妊娠せずに悩んでいろいろ試したりしました。子宮頸がんを患い一部子宮を除去もしました。それでも41歳でとうとう妊娠に成功し、出産も無事終えて、今は我々夫婦の腕の中に赤ちゃんがいます。振り返ってみればやみくもに不妊治療の活動をしてもダメだということに気づきました。確率論になってしまうところもありますが、その他にも確率をあげるための努力、押さえておくべきポイント、また無駄な動きや浪費をしないためのポイント。ここでは少しでも参考になるような情報を書いていこうと思います。

不妊治療とは?

不妊症に悩む夫婦は年々増えております。一般的には夫婦の営みが通常的に行われ1年経過して妊娠しないと不妊症と診断されます。その場合自然妊娠を手助けするような治療と人工的に手助けする治療とあります。これを総称で不妊治療と言います。日本は不妊治療に対してはまだまだ後進国なので高額な不妊治療は保険がききません。なので断念してしまう夫婦が数多くいます。しかし助成金制度などがあるので活用しながら不妊治療を行えば家計への負担が多少和らぎます。

不妊治療の種類

1.不妊症血液検査

ホルモンや卵巣内に残っている卵子数等を検査します

2.超音波検査

子宮筋腫、子宮内膜ポリープ等の有無、卵巣の異常を計測します

3.子宮卵管造影検査

子宮内をレントゲンで撮影して異常を確認します

4.子宮鏡検査

子宮内のポリープ等を検査します

5.タイミング法

排卵日などを計測してタイミング指導をします

6.不妊症薬物療法

注射や薬剤により妊娠の手助けをします

7.人工授精

排卵日に合わせてご主人に精子を採取していただき良質な精子を選びカテーテルで子宮内に注入して受精を促す治療です

8.体外受精

卵子を採取して体外で精子と受精させて受精卵を培養してから子宮に戻す治療です

9.顕微授精

体外受精で受精しなかった場合や体外受精では受精が困難なほど精子の状態が悪い場合に細い針を使って卵子の中に精子を注入する治療

10.胚、精子凍結保存

体外受精や顕微授精で使用しなかった胚を凍結し保存する治療

11.凍結融解胚移植

体外受精や顕微授精で使用しなかった胚を凍結保存しその後融解して胚移植を行います。

なぜ妊娠しないの?妊娠しない理由

妊娠しない原因は様々です。排卵日を意識しながら性交渉を行ってなかったり、年齢で言えば20代の夫婦の妊娠率は90%に対して35歳以降は30%以下になっていきます。40代では10%を切ります。その他にも男性の精子が活動してなかったり、動いてはいるものの元気がなく卵子まで辿りつかなかったり、女性で言えば子宮筋腫などが精子の道筋を邪魔していたり着床がうまくできなかったり、ストレス、喫煙と様々です。まず個人で妊娠を意識するなら基礎体温を測り排卵日を確認してそれに合わせて性交渉を行いましょう。そうすれば病院に行ったときも基礎体温のデータが必ず役に立ちます。また、たばこは妊娠の確立を著しく下げます。たばこを吸っている方は頑張ってやめましょう。不妊治療は本気にならないと成功の確率をあげられません。

基礎体温のデータ管理アプリにルナルナなどがあります。便利にデータ管理できます

不妊治療はいつから始めるべき?

30代を過ぎて1年自然妊娠しなければ病院に行きましょう。まずはなぜ妊娠しないのか、現在自分がどの位置にいるのかを確認しておく必要があります。早くに治療を始めればそれだけ有利に物事を進められます。また治療のスタートが遅ければそれだけ不利に治療が始まることになります。45歳で初産という方を知っておりますが、妊娠する前に「なぜもっと早く治療を開始しなかったんだ」と後悔してました。

私も不妊治療を始めて知ったことなのですが女性の体の中には生まれた時点で卵子の数が決まっていってそれが毎回生理と共に減っていくのだそうです。ですから仮に13歳で初めて生理が来たとします。40歳で妊娠する確率は数%しかなくなることを踏まえると39歳まで(10代~20代までは良質なSAクラス、Aクラス卵子が多いのですが35歳を過ぎるとへんてこりんなBクラス、Cクラス卵子などもかなり出てくるそうです)312個の卵子ストックがあることになります。では35歳だとストックはいくつになってるかというと、48個の卵子しかないことになります。しかも月に一回排卵日が来るわけなので、そこに合わせて受精させるタイミングや状況を考えると残りの受精チャンスが50回以下です。いい卵子や元気な精子が毎回出るとは限らないので、残りチャンスは半分の25回以下位になるでしょう。プレッシャーや危機感が芽生えざるを得ません。治療には胚盤胞等(痛いです)でいい卵子を量産して冷凍保存しておくことが出来ます。そうすればおのずと確率が上がるわけです。最初に申し上げましたが出来るだけ早く自分の置かれている位置を確認しましょう。

不妊治療の流れ

我が家の場合(夫33歳、妻37歳)

1.病院にて検査(夫33歳、妻37歳)

2.妊娠の妨げとなる病気や症状がないか確認してあるようなら先に治療(夫33歳、妻37歳)

3.治療方針の決定(夫33歳、妻37歳)

4.タイミング法指導 性交渉をいつやるかの具体的指導(夫33歳、妻37歳)

5.人工授精(3回) (夫34歳、妻38歳)

6.胚盤胞(夫36歳、妻40歳)歳が歳なので体外受精の前に良質な卵子を取り出し凍結する治療

7.体外受精(夫36歳、妻40歳)妊娠ならず

8顕微授精(夫36歳、妻40歳)妊娠成功

不妊治療にはいくらかかるの?

治療は大まかに、検査、人工授精、体外受精、顕微授精とあります。検査などは保険適用のものがあるので3割負担で済みますが、この検査のために、思った以上に何度も通院することになります。
人工授精、体外受精、顕微授精は保険適応外なので自由診療です。検査は毎回血液検査、エコー、尿検査、性病検査、レントゲンなどがあり、人工授精や、体外受精だと新鮮な精子を必要とするため旦那様も一緒に通院してもらうことがあります。精子摘出室が別で用意されてるそうです。

我が家はまずはタイミング指導、人工授精を2年半にかけて通院しました。

通院回数:34回(2年6カ月間) 月平均1.1回通院

保険適応診察料金合計:68523円

人工授精3回等保険適応外合計:123300円

合計191823円

ですので3回の人工授精だと検査や薬、注射など含めて1回あたり63941円になり、1回あたりの平均支払額が5641円です。

しかし妊娠ならず。

◆病院を変えて再度初診から再スタート。体外受精に2回挑戦

通院回数:47回(1年1カ月間)月平均3.6回通院

保険適応診察料金合計:12410円

顕微授精2回等保険適応外合計:1834750円

合計1847160円

ですので2回の顕微授精だと検査や薬、注射など含めて1回あたり923580円になり、1回あたりの平均支払額が39301円です。

高い治療は顕微授精単体が培養を含めて313200円、胚盤胞、胚移植、胚解凍が118800

と高額です。各ご家庭のお財布状況を相談しましょう。

不妊治療を成功させるポイント5か条、妊娠するには

妊娠を成功させる5か条をまとめておきます。当たり前のことなんですが結構出来てなかったりする方が多いので、ここ超重要です。

①意識改革をすべし

20代であれば、のほほんと子作りでいいんでしょうけど不妊治療をするとなるとそれなりに幾多の困難が待ち受けています。夫婦は心を1つに、一対の反射鏡となり超~一生懸命妊娠活動に取り組まなければなりません。なんとなく受けて受かる試験なんてないように奥様だけでなく旦那様も不妊治療について、ストレス緩和について、家事についてどんどん率先して動きましょう。家庭内環境を改善するところから不妊治療は始まっています。今の環境でできないのであればどんどん変えましょう。なにをしていいかわからない方はまず家の中をピカピカに掃除するところから始めましょう。「関係ないじゃん!!」って思う方、これめちゃめちゃ関係ありますからね。奥様、旦那様がリラックスできることが不妊治療には大切なのです。

②計画、目標をたてましょう

◆いつまでに

◆いくらかけて

◆どの病院で

◆仕事などをこなしながらどのように

なんとなくこうなったらいいな。こうしたいな。では確率はあがりません。
目標、目的を具体的に立て計画にすることで明確に物事が進んでいきます。
「いつ妊娠するかなんてわかんないじゃん」というご意見を先日37歳の友達に言われました。しかしその子は子供が欲しいと言うだけで行動に移してないのです。子宮筋腫があるからという理由と経済的な理由をあげていましたが、であればなおのこと計画にすべきです。子宮筋腫の手術は高額医療制度を利用して安く抑えたり、経済的な問題なら、いくらまでなら不妊治療にかけられるか数字をだして、足りない分は金融機関から多少、金利がかかっても借りるとか、問題点に対しての解決策を講じることが大切です。①で挙げた意識改革とはこのことを言ってます。やるだけやって子供が出来なければ諦めもつきますが、中途半端にやって後悔するなら今を一生懸命やるべきだと思いませんか?
なので具体的な計画をたてましょう。

③お金、予算がいくらなのか決めておきましょう

不妊治療は冒頭でもお伝えしてますが保険の効くものと効かないものがあります。
というよりほとんど実費だと思っていてください。「ない袖は振れぬ」ということになってしまうかもしれませんがお金がかかります。私が通っていた病院は初回5万も持っていけば余裕だろうと思ったら平気で6万しました。目が一回落っこちました(笑)。なので予算を事前に決めておきましょう。私の感覚からすると36歳以上であれば300万位が相場なのだと思います。勿論1回目で妊娠して何十万かで済むというケースもあります。しかし物事は最悪のケースを想定しておかなければならないので、各ご家庭の家計簿状況の中、夫婦で相談しましょう。これも①の意識改革に入ります。「お金ないから不妊治療できない」という方はおそらく不妊治療を乗り越えていけないような気がします。例えば300万円を、金融機関から金利7%で借りたとします。10年で返せば月3万円前後です。100万なら月1万円きります。お金はかけられる、かけられない、あると思いますが予算を決めておけばそこに投資することでより大きな喜びが返ってくることもあるのです。お金の面で不安になりながら治療を行うとかえって母体によくありません。きっぱり捨てたものと割り切るくらいの気持ちで予算をたてましょう。

参考金融機関

金融機関:スルガ銀行

申込者:20歳以上65歳未満で安定した収入のある方

ご利用金額:10万~800万

ご利用金利:目的ローン年7%~11%

必用書類:身分証明書、資金使途確認書

返済回数:6~120回

金融機関:東京スター銀行

申込者:20歳以上65歳未満で年収300万以上ある方

ご利用金額:100万

ご利用金利:年7.8%

必用書類:身分証明書、資金使途確認書

返済方法:元金同額返済方法

④時間を作りましょう

不妊治療は中長期的スパンで考えておいた方がよいと思います。その中で今の生活に不妊治療を組み込むという作業がなかなか大変です。初産の方であれば大抵仕事してるでしょうし、二人目以降のママさんであれば子育てが忙しいでしょうし、それぞれ事情があると思います。病院に行って1日かかるなんて当たり前だと思っておいてください。最初のころはそれでいいのですが胚盤胞や体外受精などは日々、卵子や卵巣の状態によって予定してた日を急に変えられたりします。例えば「来週の月曜日に病院に来てください」と言われて休みを取って行ったら、「もう1日待ちましょう、明日また来てください」なんてことはざらにあります。病院は意地悪で言ってるんじゃないです。その方が妊娠の確立が上がると判断してそういうのです。ですから余裕ある時間を確保する。これめちゃめちゃ大事です。かく言う私も「うそーーーん!!そこは絶対無理だよーー!!」って何回もありましたが仕事を諦めて病院に専念しました。

⑤病院選びをしっかりしましょう

病院選びはどのように行ってますか?近所で!って考える方が多いと思いますが、私の選び方は実績です。数多くの妊娠成功事例をもってる病院で選びました。近所にある産婦人科もいいんですが不妊治療を専門としていて実績のある病院を選びましょう。また地方の方で近所にいい婦人科があるかわからない場合は一度有名なドクターに診察してもらって、その時に家が遠いことなどを相談してみましょう。日本の産婦人科医人数は約11000人です。せまい業界なので学会や親交等を通して情報交換が行われているので、評判などを教えてくれると思います。その中からどの病院だったら通えるんじゃない?、などアドバイスをもらいましょう。

不妊治療助成金を活用しよう

各都道府県で多少内容は違いますが不妊治療を行ったものに対して30万前後助成金を支給してくれます。助成金は基本的に申請する方が立て替え払いをしておいて治療が終わった段階で(2カ月以内)支給申請します。申請してから2カ月前後で指定金融機関に振り込まれます。

都道府県、市区町村によって内容は多少異なるのでお住いの地域の助成制度を確認しましょう。

条件
◆住所:地域居住である事(夫婦のいずれかが住んでいればよい)

◆婚姻:法律上の婚姻関係である事

◆医師の診断:特定不妊治療(体外受精や顕微授精)以外では妊娠のみこみがない。もしくは極めて確率が低いと診断されている事

◆治療を受ける医療機関:指定医療機関である事(市区町村のホームページや病院で事前に確認しましょう)

◆夫婦の所得:夫婦合計所得が730万未満である事

◆妻の年齢:42歳以下である事

必用書類

◆特定不妊治療助成申請書(市区町村のホームページからダウンロードできます)

◆特定不妊治療費助成受診等証明書(医療機関が記入します)

◆治療費、領収書コピー(通院時病院でくれるので保管しておきましょう)

◆同意書(市区町村のホームページからダウンロードできます)

◆戸籍謄本(3カ月以内のもの、市区町村で発行してもらえます)

◆前年度課税証明書(市区町村で発行してもらえます)

まとめ

いかがでしたでしょうか?不妊治療は本当に大変なことです。周りの協力があって初めて専念できます。まずは意識改革をして環境づくり→計画を立てて挑みましょう。子供が出来てしまえば笑い話になります。

お金がかかることはある程度覚悟して、マイナス思考にはならぬよう気を付けながら楽しんで計画を立ててみてください。

孤独にならずなんでも夫婦で打ち明けながらやってみてください。